岡本中華 小松島本店 - 「定番」になるには
徳島県小松島市
2015年ラーメン46杯目(今年1回目 通算2回目)
徳島日帰り出張の続きです。那賀町の現場を18時前には離れ、このまま京都へ帰っても22時近くになりそうなので、途中で晩ご飯を取ることにしました。向ったのは1時間ほど走ったところにあるこちらのお店。
岡本中華
こちらへの訪問は2回目で、前回は2年とちょっと前。その時の印象が良かったので再訪してみました。時刻は19時過ぎ。入店してみるとテーブル席は満席でしたが、ちょうど1卓のお客が出て行かれたので、スグに着席できました。カウンター席も7割方埋まっており、ほとんどの客は想像ですが、地元のかたのように見えます。では、まずはメニューの確認。
基本的に以前とは変わっていません
ラーメンの内容は2年程前に訪問した時と変わってはいませんが、ラーメンの価格はすべて50円アップとなっていました。デフォの中華そばとそれに玉子が入ったもの、または肉が入ったもの、もしくは両方入った肉玉子入りから選べ、サイズは(小)もしくは(大)のみとなっています。
また、以前は無かったと思うのですが、「豚どん」の小、中、大の手書きメニューがメインメニューの右端に記載されています。豚どんも惹かれますが、今回はサイドは封印して中華そば肉玉子入り(大)をお願いすることに。
このハゲ具合も以前と変わらず
待っている間に気になったのはやはりこちら。テーブル席のラーメンの丼を置く場所がハゲています。以前も思いましたが、何度ここに丼を置けばこうなるのかな(笑)そして暫く待っているとラーメンが到着。店員さんは寸分狂い無く、このハゲた所に丼を置かれます。
中華そば肉玉子入り(大)
(大)といってもそれほど大きな器ではありません。具材はチャーシュー、ネギ少々、海苔、生卵、メンマとなっています。玉子入りは味玉では無く生卵となっており、味玉が良い場合には別にトッピングとして別にあります。
小さくカットされたチャーシュー
こちらの特徴になるのでしょうか?小さめにカットされたチャーシューがたくさん入っています。量もまずまずあり、味もしっかりと染みています。食感は柔らかですが、私的にはカットしなくても良いかも。
やや太めの麺とあっさりした豚骨スープ
麺はやや太めのストレート。柔らかいのを想像していましたが、そんな事も無くちょうど良い加減。スープは豚骨、鶏ガラを使用されているようで、あっさりしながらもじんわりと旨味を感じるもの。以前訪問した時は塩気も少し強めに感じたのですが、今回はそんなことも無く、少し甘みも感じゴクゴクと飲めるように思えました。
生卵は?
徳島ラーメンには付きもののような生卵ですが、こちらのあっさりめのスープには無くても良いかもしれません。混ぜるとよりマイルドなスープに変化します。
「定番」になるには
こちらの創業は1951年ということなので、60年以上営業されている老舗。また、徳島ラーメンの始まりとも言われている”白系”(小松島系)のお店です。
休日の夜での訪問でしたが、まわりのお客はじいちゃんから孫までの大家族、両親と子供の核家族、また仕事帰りと思われるお母さんと小さい子供、友達同士の兄ちゃん、姉ちゃん達など、地元の人たちと思われる人がほとんどで、この時は私たちのような出張族は他にいませんでした。
長く続けるにはラーメンの目新しさだけでなく、毎日食べられそうなものでありながら、地元に人に愛されるようなものでないと難しいのだろうなあと言う事を再認識したように思います。そうして続けているウチに親から子へ、子から孫へと伝わり、小さい頃から食べた味が自分の中で「定番」になる人が増え、それらが集まり地域の大きな「定番」になるのかもしれません。
※これらの情報は記載時点のものです。
住所 | 徳島県小松島市中田町奥林60-1 |
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電話 | 0885-32-0653 |
営業時間 | 11:00~20:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 木曜日 |
Webサイト | http://www.okamoto1951.jp/ |