地元客や観光客で昼時には行列もできる昭和の雰囲気を残すお店。殿田食堂の名物『たぬきうどん』
京都市南区
2022年うどん20杯目(今年1回目 通算1回目)
この日は昼より南区の現場へ。京都駅の八条口からスグのエリアですが、昔と比べるとすっかりと様変わりしてマンション等の高い建物が増えましたね。。
では現場での作業を終えると時刻は14時半近くに。1週間ほど前にこの辺りへ来た時、気になるお店があったので、そこで昼飯を取ることにしました。
殿田食堂
この日もそうでしたが、1週間前に来た時にこちらお店前を通るとどちらも12時半前で外に待ち客が溢れて行列が出来ていました。しかし1週間前は13時半くらいになるとその列も無くなっていたため、今回は14時半なんでスグに入れるだろうと思い向かうことに。
入店してみると先客は常連と思われる方がお一人と観光客と思われるオバちゃんが2名と空いていました。店内はテーブル席のみで、ご夫婦と思われる年配の方とそして調理をされているのか分かりませんが、おばあさんが一人おられます。
それらしいメニュー
京都にはこんな感じの大衆食堂が市内に残っていますが、以前よりはやはり減っている印象です。そういった食堂に入ると丼物やうどん、そばといったものが多く、ここもそれらしいメニューが揃っていますね。
事前に少し調べていたのですが、ここの名物は「たぬきうどん」の様で、メニューの赤色下線を引かれたものがおすすめみたいです。丼物もホントは一緒に食べたかったのですが、ちょっと高額になってしまうので諦めることに。
注文後、待っていると先客の観光客のオバちゃんたちが会計をしてお店を出て行きました。すると片付けに来たご主人が忘れ物を発見。そのままお店を出て追いかけて行かれました。
暫くすると戻ってこられたのですが、「いや~、”おばちゃーん、忘れもんやでー”って呼びかけても振り返ってもくれんし、だいぶ追いかけたわ」と仰っていたのですが、ご主人そら振り向かんわ。。オバチャンと呼びかけても振り向く人は少ないんとちゃうやろか(笑)
と心の中で思いながら待っているとうどんが到着です。
たぬきうどん
一般的にたぬきうどんというと天かす(揚げ玉)が載ったものを差すようですが、京都では油揚げを載せあんかけ状にしたうどんをたぬきうどんと呼んでいます。
こちらももちろんあんかけになっており、細くカットされた油揚げにネギが具材で、小口切りのネギの上には生姜が載せられています。
この生姜があんかけにはピッタリで、良い風味をしっかりと付加してくれています。
出汁はそれほど濃いものでは無くトロミが付いており、うどんや油揚げにガッツリと絡んでくれますね。
うどんは京都のうどんらしく、かなり柔らかい食感。個人的に最近は柔らかいのもOKなんで、トロミのある出汁が絡んだこのうどんも好み。ただ讃岐のようなうどんを好まれる方には合わないかもしれません。
昭和の雰囲気がそのまま残っているお店ですが、地元の方や観光客でお昼の時間帯には行列ができるくらいの人気があるのは凄い。やはり京都駅から近いというところは観光客にとっても来やすいのでしょうね。
少なくなって来たとはいえ、京都市内にはまだまだこんな雰囲気の食堂はあるので、久しぶりに力餅や相生餅食堂にも行ってみたくなりました。
※これらの情報は記載時点のものです。
住所 | 京都市南区東九条上殿田町15 |
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電話 | 075-681-1032 |
営業時間 | 10:30~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
Webサイト |