
500円を超えるのは時間の問題?吉野家の牛丼(並盛)の価格を過去から調べてみた。
【京都市伏見区】【牛丼】
この日は昼より伏見区の現場へ入っていたのですが、色々と時間がかかり作業を終了すると時刻は16時半も回ってしまいました。その後、会社戻りますが遅い昼飯を軽く取るためにいつもの吉野家へ。牛丼(並盛)と生たまごだけを注文し、サクッと食べて出ることにしました。
吉野家の牛丼は個人的に並盛が牛肉、ご飯の量的なバランスが良いと思っているのですが、気になったのは価格。伝票を見ると生たまごは別にして税込みで498円。ん?並盛もほぼ500円になっているんかいなと思い、過去はどうだったのか気になったため調べてみることにしました。
調べる方法はすべてネット。全体的な情報を探してから、その価格が正しいのかどうか公式HPや当時のニュースサイトなどで調べました。ただ個人で調べるのも限界があるので間違い等がある場合も考えられますので、参考程度でお願いします。
※吉野家の牛丼(並盛)の価格の変化
年月 | 価格(税込) | 備考 |
---|---|---|
1968年頃 | 200円 | 大卒初任給5万円強の時代 |
1990年代 | 400円 | |
2001年頃 | 280円 | |
2004年2月 | 販売中止 | BSE問題の影響 |
2006年9月 | 380円 | 販売再開 |
2013年4月 | 280円 | 大盛440円 特盛540円 |
2014年4月 | 300円 | |
2014年12月 | 380円 | 米国産牛肉の高騰 |
2019年10月 | 387円(店内) | 消費増税(10%)に伴い |
2021年10月 | 426円 | 牛肉価格高騰、原油高 |
2022年10月 | 448円 | 原材料高騰、物流費上昇 |
2023年10月 | 468円 | 原材料高騰、物流費上昇、人件費 |
2024年7月 | 498円 | 原材料価格高騰や物流費、人件費の上昇が長期化 |
この表を作ってみてこの30年くらいで大きく価格変動しているなあというのが分かります(グラフでは無いケド)。私が社会人になった頃は400円で販売されていたのですが、意外に高かったんやなという感想。しかしその後2001年にはレギュラー販売としては最安値の280円に。
そして私も良く記憶しているBSE問題の影響で2004年から牛丼の販売を中止。それから2年ちょっと経って販売を再開されましたが、価格は値上げを行った状態の380円となっていました。その後は一時的に安い価格での提供はあったものの暫くこの価格での提供。
ところが7年ほど経過した2013年に再度280円という価格に値下げされました。しかしそのわずか1年後の2014年4月には再び値上げされ300円に。さらにこの年12月にも大幅な値上げをされ380円となり、以前の価格に戻ってしまいました。
それからしばらくは消費増税の影響によるものだけだったのが、2021年10月から毎年のように値上げをされ現在に至ります。
では、ちょっと長くなったので、ここで牛丼(並盛)の画像などを。
牛丼(並盛)
紅ショウガを載せて撮ってみましたが、先にも書いた様に個人的に牛丼は並盛が一番ご飯と牛肉の量のバランスが良いと思っています(全体量の多い少ないは別にして)。タレも良い具合にご飯に染み込んでおり、腹が減った時にこれをかき込むのがホントに旨いんですよね。
そして牛丼にほぼ付けるサイドが生たまごで、牛肉とご飯を良い感じに馴染ませてくれます。半熟玉子も悪く無いですが、やっぱり私は生たまごです。
今回は吉野家の牛丼を久しぶりに並盛で食べてみて、その価格が気になったため過去から調べてみました。以前は280円で食べられた牛丼も現在では498円と、もう500円を越えるのも時間の問題かもしれません。もちろん吉野家だけではなく、他の大手チェーンも上げ幅等には違いがありながらも値上げはされています。
ただ、最安値の280円から見るとそうですが、私が社会人になった30年くらい前の頃は400円なんでそれから考えるとそこまで上昇している訳でもないようにも感じられます。
一体、いつまでこの高騰が続くのか分かりませんが、企業も利益を確保しなければ存続出来ないので仕方が無いのも事実。ただ、原材料等が値下げされれば、値下げに対して抵抗感がない(今までも値下げを行われている)業界かと思うので、そんな日が来るまで消費者も耐えるしかないのでしょうね。
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