ここだけに残る「宝屋」の屋号。宝屋 西小路五条店の『ラーメン+チャー丼』で懐かしむ。
京都市右京区
2023年ラーメン42杯目(今年1回目 通算9回目)
この日は昼より京都市北区の現場へ。問題も全くなく作業は完了し、帰り道にこちらのお店で久しぶりに昼飯を取ることにしました。
向かったのは4年ぶりの訪問となる宝屋 西小路五条店。
2011年頃までに京都市内でラーメンを良く食べていた人なら、恐らくご存じかと思われる「宝屋」。
当時は熟成細麺 宝屋という屋号で京都市内に複数の店舗がありました。私が記憶しているだけですが、伏見、先斗町、壬生、拉麺小路、そして今回の西小路五条などの店舗があったかと。
しかし、店舗が増えて来たなあ。。と思っていた矢先に親会社が無くなってしまう事態に。その後、宝屋の屋号を残すのは西小路五条店のみとなってしまい、ここ以外の一部のお店は、神来、香来、京(みやこ)などの屋号で営業(現在も店舗を増やしたり、場所を変えたりして営業されています)。
私の宝屋のホームだった伏見店も閉店され、その店舗は関係があるのか無いのか不明ながら、「寶式 中華そば寶 伏見店」→「どんとこい カルビラーメン」と短いスパンで入れ替わっていきました。
そしてその後は現在も営業されている「麺心よし田」が入り、10年以上が経過しています。
どのようなやり取りがあり、このような結果になったのかまでは分かりませんが、個人的に宝屋のラーメンは好きだったんで、久しぶりに寄ってみることにしました。時刻は14時ちょっと前。入店してみると先客2名の後客5名。カウンター席に着き、メニューを確認します。
基本は当時と同じ
ラーメンメニューはラーメン、チャーシューメン、トロ肉チャーシューメンなどの基本は当時からあるメニューで、以前、濃厚や坦々麺などはありませんでした。ただ、味玉がプラスされた宝ラーメンは無くなったのかな?
またサイドも玉子かけご飯やチャーハン、チャー丼なども当時と同じで、玉子かけご飯は塩昆布が付いているのが特徴だったかと。
では今回は基本のラーメンと昔良く食べたチャー丼のセットを注文し、暫し待ちます。
ちなみに下記画像は12年ほど前の2011年4月に伏見店で撮影したものです(ブレブレで見にくいですが。。)。しかし、ラーメンは12年で100円しか上がって無いのは凄いな。。
ということで待つこと5分ほどで先にチャー丼が来て、その後すぐにラーメンも到着です。
ラーメン
具材はチャーシュー、ネギ、メンマとシンプルで定番ばかりなのは4年前にここで食べた時も変わらずで、12年以上前に伏見店で食べた時も変わりません。
チャーシューは薄めにカットされたものが5,6枚はあり、赤身と脂身のバランスも良好。私的にも好きなタイプのチャーシューです。
背脂タップリのスープ
麺は細く歯切れの良さがあるタイプで、茹で加減は指定していませんが、それなりにカタメの食感。スープは背脂がタップリと浮いており、風味程度の獣臭もしますが気になるほどではありません。このタップリの背脂は京都の王道スタイルのひとつなので、私には安心感を与えてくれますね。
二層構造のチャー丼
そして、これも懐かしさを感じてしまうチャー丼です。柔らかなチャーシューがてっぺんに置かれ、食べ進んで行くと中からさらにチャーシューが出てくる二層構造。これもこのチャー丼の特徴です。
一時期、京都市内に店舗を増やされており、拉麺小路にも出店されていた「宝屋」。しかし親会社が無くなることにより、次々とお店を閉店され、屋号を残すのは西小路五条店のみとなってしまいました。
宝屋のラーメンは京都定番スタイルのひとつで、自分もかなり好きなお店でしたが当時はホントにすべてのお店が無くなるのか?と心配していた記憶も。しかし屋号もたったひとつとはいえ西小路五条店に残り、屋号は変わっても宝屋を受け継いだラーメンを提供してくれるお店が、現在もたくさんあるのはありがたい。
10年以上経っても馴染んだ味は旨いと思えるし、現在も変わっていないチャー丼や玉子かけご飯を食べると、当時のことを色々思い出したりして懐かしく感じますね。
しかし、歳を取って来ると、過去に良く食べたものを久しぶりに口にすると感傷的になるのかな?自分も老けたもんだ(笑)
【最後に個人的に感じたことの簡単なまとめです】
- 1店舗だけ残った宝屋の屋号
- 懐かしさを感じる京都定番スタイルのラーメン
- 12年以上経って100円しか上がっていないラーメンの価格
- 特にありません
※これらの情報は記載時点のものです。
住所 | 京都市右京区西院西溝崎町33-1 |
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電話 | 075-315-0811 |
営業時間 | 11:30~14:45 17:30~21:30 |
定休日 | 水曜日 |
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